
英検1級では、副詞が 文の意味・筆者の態度・論理の流れ まで変えてしまいます。
1. 意味が抽象的になる
中学レベルなら、
quickly 速く
slowly ゆっくり
carefully 注意深く
のように、動きが見える副詞が多いです。
でも英検1級になると、
arguably 議論の余地はあるが、おそらく
ostensibly 表向きは
presumably おそらく
invariably 例外なく、いつも
substantially 大幅に、かなり
marginally わずかに
のように、かなり抽象的になります。
つまり、絵でイメージしにくいんです。
2. 筆者の「態度」を表す副詞が多い
英検1級の長文では、副詞が筆者の気持ちや判断を表します。
例:
The policy is ostensibly designed to protect consumers.
その政策は、表向きは 消費者を守るために作られている。
ここで ostensibly があることで、
「本当の目的は別にあるかもしれない」というニュアンスが出ます。
ただの「その政策は消費者保護のためです」ではなく、少し疑いが入るんです。
これが難しいところです。
3. 似た意味の副詞が多い
英検1級では、似ているけれど微妙に違う副詞がたくさん出ます。
たとえば、
probably たぶん
presumably おそらく、推定すると
apparently どうやら、見たところ
seemingly 一見すると
ostensibly 表向きは
全部「たぶん」「見た感じ」に近いですが、ニュアンスが違います。
特に apparently / seemingly / ostensibly は、
「見かけ」と「実際」が違う可能性を含むことがあります。
4. 置く場所で意味が変わる
副詞は位置が大事です。
Only she passed the exam.
彼女だけが試験に合格した。
She only passed the exam.
彼女は試験に合格しただけだった。
She passed only the exam.
彼女はその試験だけに合格した。
同じ only でも、場所が変わると意味が変わります。
英検1級では、このような細かい位置の違いも読解に影響します。
5. 論理をつなぐ副詞が難しい
英検1級では、文章全体の流れを作る副詞・副詞句がよく出ます。
nevertheless それにもかかわらず
consequently その結果
conversely 逆に
accordingly それに応じて、その結果
thereby それによって
hence したがって
これらは単語の意味だけでなく、
前の文と次の文の関係 を見抜く必要があります。
たとえば、
The evidence was limited. Nevertheless, the researchers drew a bold conclusion.
証拠は限られていた。それにもかかわらず、研究者たちは大胆な結論を出した。
この nevertheless が読めないと、文の流れを逆に取ってしまいます。
6. 「程度」を表す副詞が合否を分ける
英検1級では、程度の副詞も重要です。
slightly わずかに
considerably かなり
substantially 大幅に
drastically 劇的に
barely かろうじて、ほとんど〜ない
virtually 事実上、ほとんど
たとえば、
The reform barely improved the situation.
その改革は状況を ほとんど改善しなかった。
barely を「かなり」と勘違いすると、意味が真逆になります。
まとめ
英検1級で副詞が難しいのは、
副詞が単なる飾りではなく、文の方向性を決める言葉になるから です✨
特に重要なのはこの4つです。
1. 筆者の態度を表す副詞
apparently, ostensibly, arguably, presumably
2. 論理をつなぐ副詞
nevertheless, consequently, conversely, thereby
3. 程度を表す副詞
substantially, marginally, barely, virtually
4. 位置で意味が変わる副詞
only, even, just, merely
だから、英検1級クラスでは副詞こそ 「差のつく単語」 になります。
名詞や動詞より地味に見えますが、長文読解では副詞が読める人ほど、筆者の本音や論理の流れを正確に取れます🐱✨